URUOSHI管理人の、SUMMY(@URUOSHI)です。

本記事ではそんな悩みを解説します。

f結論SSDに変えるだけでPCは劇的に変わる!
パソコンが遅いとイライラしたり、画面がフリーズしたりストレス貯まりますよね…。
もし今のパソコンがHDD(ハードディスク)という旧式のものだったら、SSDというものに変えるだけで幸せになれますよ♪移行に使えるツールとおすすめのSSDも紹介しますね!
それでは最後までお付き合い下さい♪
もくじ
HDDとSSDの違い
そもそもHDD(ハードディスク)とSSDはどう違うの?パソコンの中に入っているものだから、確認の方法もわからない…。
パソコンなんて滅多に中身を空けてみるなんてないですよね。そして中をみてもさっぱり…。
まず両者の違いをみてみましょう
HDDとは
HDDとは「ハード・ディスク・ドライブ」を略した言葉です。本体に内蔵されている複数の金属製の円盤に、磁気ヘッドを近づけることでデータを読み書きして記憶します。
良く電気屋さんとかで「外付けHDD」としてデータ保存の為に売ってたり、もともとパソコンに内蔵しているものも役割は同じです。
SSDとは
SSDとは「ソリッド・ステート・ドライブ」を略した言葉です。USBメモリーのように、内蔵されているメモリーチップにデータを読み書きするので、HDDより静かで高速という特徴があります。
HDDの場合だとデータの読み書き時に磁気ヘッドが移動する時間が発生しますが、SSDには物理的な移動時間がないのでスムーズに処理が可能です。
HDDが一般道なら、SSDは高速道路のように考えてみましょう。どちらが目的地に早く着けるかおわかりになると思います♪
SSDのメリットとデメリット
SSDは確かに処理が早く、僕のパソコンだと起動に5秒、シャットダウンに5秒位の感覚です。
もちろんSSDの他にメモリーやCPUという、速さに関連するものもあるのですが。
それでは、SSDのメリットとデメリットを見てみましょう。
SSDはメリットばかりではありません。良い物にはデメリットもありますからね。
SSDのデメリット
・同じ容量で比べた場合、HDD(ハードディスク)よりも値段が高い。
・HDD(ハードディスク)は大容量のものが多いが、SSDはまだ少ない(あっても値段は高い)。
SSDのメリット
・OSの起動時間やソフトウェアの処理速度が速い。
・音がとにかく静か。
・ハードディスクに比べ消費電力が低いので低発熱。
・重さが軽く、モバイルにも有利。
・振動・衝撃に強いのでハードディスクより壊れにくい。
HDDをSSDに丸ごと引越そう
ここまでSSDについて説明してきましたが、こんな疑問ありませんか?


そうなんです、「ハードディスクを新しくする」というとPCの買い替えと同じだと思うかもしれません。
今回ご紹介するソフト「EaseUS Todo Backup」なら無料で使えて、今のパソコンの環境をそのままSSDに移行出来るんです。
ソフトのダウンロードは「窓の杜」あたりが分かりやすいと思います。
移行後はそのまま今までHDDに繋いであったケーブルを、SSDに差し替えるだけでなんとそのまま起動します!
その速さを体感したとき、僕もかなりビビりました…。
その前に必要なものもありますので、ざっとAmazonで見つけた必要アイテムをご紹介します。
SSD本体
SSD本体は500GBあれば大丈夫だと思います。
ただ大事な注意点があります!
今現在のHDDの容量よりSSDの容量が大きくないと、ソフト側でエラーが出て移行出来ないのでそこだけ要注意です!!
2.5インチ hddケース
SSDはHDDと違って小さいです。ノートパソコンのHDDと同じ大きさです。
デスクトップパソコン、ノートパソコンでも、今回のソフトでは中身を空けずに外付けのケースにSSDを入れて使います。
お持ちでない方は必要になるので、購入しましょう。
2.5インチ 3.5インチ HDD SSDマウンタ 変換ブラケット
デスクトップパソコンのHDDはほとんどの場合3.5インチサイズなのに対し、SSDは2.5インチサイズのため、固定する場合には取り付けブラケットが必要となります。
EaseUS Todo Backup Freeの使い方
それでは、今回はEaseUS Todo Backup Free(バージョン11.5)を使ってWindows10がインストールされている内蔵HDDのデータを、まるごとSSDにクローンする方法を紹介します。
OSが入っている「Cドライブ」のあるHDDはシステムデータが動いているので、従来の方法ではOSが起動している状態で全てのデータをコピーすることはできなんですよね。
しかし、Windowsデータ(OS)を含めHDDをまるごと完全にコピーす可能なのが、「EaseUS Todo Backup Free」で完全なクローンディスクが作成できます。
EaseUS Todo Backupのインストール方法
公式サイトからEaseUS Todo Backup Freeをダウンロードします。窓の杜やVectorなどからもダウンロード可能です。

ダウンロードした「tb_free11.5.exe」をダブルクリックすると、セットアップ画面が起動します。
Windows10の場合だと、最初に上記画像のようなユーザーアカウント制御の案内画面が表示されると思いますので「はい」をクリックします。
次に「セットアップに使用する言語の選択」画面が表示されるので、日本語である事を確認して「OK」をクリックします。
EaseUS Todo Backupには有料版もありますが、無料版でもクローンSSDを作成することができます。
今回は無料版を使うため、そのまま「次へ」を選択します。
使用許諾に関する表示画面です。「同意」をクリックして次に進みます。
インストール先を指定します。通常は表示内容のままで問題ないので「次へ」をクリックします。
追加タスクの選択画面です。チェックはしてもしなくても作業には影響はありませんのでお好みで。「次へ」をクリックします。
バックアップ作業時のデータ保存先の選択画面になります。今回はクローン作業なので特に関係ないですが、データのバックアップ機能を利用する際の保存先を選択できます。通常はそのままで問題ないので「次へ」をクリックしましょう。
インストールが開始されます。インストール完了後に上記画面が表示されますので「完了」をクリックします。

SSDをパソコンに接続する
インストールしたEaseUS Todo Backup Freeを起動させる前に、先にクローンに使うSSDをパソコンに接続します。
先ほど事前準備でご紹介した、HDDケースがここで登場します♪
EaseUS Todo Backup Freeの使い方
EaseUS Todo Backup Freeが起動すると上記のようなライセンス認証画面が表示されます。
今回は無料版を利用しますので「後で」をクリックします。
メイン操作画面になります。
左側にある「クローン」アイコンをクリックしてクローン作業を開始します。
ちなみに「メニュー展開」のアイコンをクリックすれば各メニューアイコンの名称が表示されます。
ココで注意!
「クローン」アイコンの下に「システムクローン」という項目がありますが、システムクローンを使うとSSD交換後にOSがうまく起動できず失敗するケースがあります。
恐らくMBR(マスターブートレコード)がうまくクローンできなくての失敗だと思いますが、「クローン」を使う手順でのSSDクローンが失敗しない方法です。
ソース(クローン元)の選択画面で現在のパソコンに接続されている、HDDやSSDの一覧が表示されます。普通はCドライブにWindowsのシステムデータが入っています。
今回はCドライブが格納されているHDD(ハードディスク0)を、外付けケースを使ってUSB接続しているSSD(ハードディスク2)にクローンしますので、ここではソース(クローン元)となるハードディスク0にチェックを入れて「次へ」をクリックしましょう。
ターゲット(クローン先)にするハードディスク(今回の場合はハードディスク2)の横のチェックボックスにチェックを入れます。
ココで注意!
ターゲット(クローン先)となるハードディスク2のカッコ内の表示(○○GB、ベーシック、GPTもしくはMBR)の「GPTもしくはMBR」の部分が、ソース(クローン元)となるハードディスク0と同じものであることを確認してください。これが同じ形式でない場合は高確率でクローン作成に失敗します。。
GPTやMBRとはなんぞや?というと、簡単に言えばディスクの形式のことで、MBR形式は以前からある形式、GPT形式は比較的新しい形式です。
GPT形式のハードディスクは、2TB以上のサイズを扱えたりMBR形式よりも多くパーティションの分割ができます。ですが、MBR形式よりも優れた点がある反面、Windowsが入るディスクとして使う場合はUEFIシステムが必要となるなど一定の条件が必要となっています。
この違いから、クローン作成時に重要なシステムデータが入っているパーティションがコピーできていない、パソコン側がクローンしたSSDを認識してくれないなど様々な要因からでクローン作成に失敗するケースが多いのでここは注意ポイントです!!
なので、形式が異なる場合はクローン先に使うSSDを「コンピューターの管理」を使ってソース(クローン元)と同じ形式に変更する必要があります。
さらに、PCの構成によっては不要な場合もありますが、クローン先のSSDが未割り当て(未フォーマット状態)でないとクローンに失敗するという場合もあります。
もし使用済み(フォーマット済)のSSDを使用してクローン作成に失敗する場合は、「コンピューターの管理」を使ってSSDを未割り当て(未フォーマット状態)に変更しましょう。
高度なオプションの選択画面が表示されたら、今回はSSDにクローンをするので「SSDに最適化」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
ソース(クローン元)とターゲット(クローン先)の容量やデータサイズなどの情報が表示されます。
選択したHDDやSSDと相違がなければ「実行」をクリックしてクローン作業を開始です。
クローン作成中の経過時間や残り時間、作業内容が表示されるので完了まで待ちます。時間はHDDのサイズによりますが、約30GBで12分ほどで終了です。
クローン作業中の注意点は、「MBRのクローンを開始します」と「MBRのクローンが完了しました」という項目が表示されていることを確認してください。
MBR(マスターブートレコード)とは、Windowsを起動する際に最初に読み込まれるために重要なもので、このMBRが正常にクローンされない場合はWindowsが起動できなくなり、クローン作成失敗となっちゃいます…。
ごく稀にですが、CドライブのあるHDD内にMBRがない場合(例えば、Windowsをインストールした時にHDDが2つ以上接続されていると、Windowsのインストール先とは別のHDDにMBRが作成されることがある)もあるので、MBRのクローンが完了していることをしっかりと確認しておきましょう。
クローン作業が完了すると「ディスククローンが正常に完了しました」と表示されます。
右下のボタンがキャンセルから完了に変わりますので、完了をクリックして作業を終了しましょう。
ここまで長かったですね!次は最終確認です♪

HDDとSSDを入れ替える
完了したら、最後に内蔵のHDDとSSDを入れ替えます。
クローンSSDの取付け作業をする前に、事故防止や静電気の帯電による故障等を防ぐために、パソコンから電源コードを抜いておきましょう。
デスクトップパソコンの場合、電源用コードとデータ用コードのSATAコードがHDDに接続されているので、これをはずしてHDDをSSDと入れ替えます。
SSDを元のHDDがあった場所などに設置するのですが、デスクトップパソコンのHDDはほとんどの場合3.5インチサイズなのに対し、SSDは2.5インチサイズのため、固定する場合には事前準備でご紹介した、取り付けブラケットが必要となります。
SSDはHDDと違い駆動部品がないので、パソコン本体をほとんど移動させない場合は、SSDをパソコン内の安定した場所に置いておくだけでも大丈夫です(パソコンを移動させる時などにはSSDが動いて他のパーツとぶつからないよう注意しましょう)。
SSDにするとイライラも解消できる
HDDからSSDに変えると、驚くくらいの速さを実感できます。
無料ソフトもあるなんて、なんて良い時代なんでしょう。
みなさんも遅いパソコンにイライラを感じているなら、是非この機会にチャレンジしてみて下さい。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました♪
本記事は以上となります。